キーワード能力解説:第66回 補強
2018年9月1日 キーワード能力紹介 コメント (2)
モーニングタイドの起動型能力です。
これを持ったカードはいつでもそのカードを捨てながらコストを支払う事で指定された数の+1/+1カウンターを対象のクリーチャーに置くことが出来ます。
打ち消されない、+1/+1カウンターなので永続するなどコンバットトリックとして非常に優秀で、この手の能力の中ではかなり強力な部類ですが、如何せん強力なカードには恵まれなかったので現在はあまりトーナメントシーンでは見かけません。
当時のスタンダードでは≪ひなびた小村≫がキスキンデッキで使われていたのでその時代には(ひなびた小村だけ)よく見ましたね。
≪ひなびた小村≫は中盤以降に引いても腐らない非常に優秀な土地ですが、キスキンの新規カードが出ていない現状では下環境で使われるのは珍しいと言わざるをえません。
再三言いますが、強力ですが、カードに恵まれなかったって言うのが全てですね。
今回もありがとうございました。
これを持ったカードはいつでもそのカードを捨てながらコストを支払う事で指定された数の+1/+1カウンターを対象のクリーチャーに置くことが出来ます。
打ち消されない、+1/+1カウンターなので永続するなどコンバットトリックとして非常に優秀で、この手の能力の中ではかなり強力な部類ですが、如何せん強力なカードには恵まれなかったので現在はあまりトーナメントシーンでは見かけません。
当時のスタンダードでは≪ひなびた小村≫がキスキンデッキで使われていたのでその時代には(ひなびた小村だけ)よく見ましたね。
≪ひなびた小村≫は中盤以降に引いても腐らない非常に優秀な土地ですが、キスキンの新規カードが出ていない現状では下環境で使われるのは珍しいと言わざるをえません。
再三言いますが、強力ですが、カードに恵まれなかったって言うのが全てですね。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第65回 会戦
2018年8月27日 キーワード能力紹介
コンスピラシー:王位争奪のナヤカラーに与えられた誘発型能力です。
攻撃時に誘発する能力で、攻撃した対戦相手の数かける+1/+1修正を受けるという多人数戦を意識したコンスピラシーらしい能力になっています。
pwはカウントされないのはご愛敬。
1on1では単純に攻撃時に+1/+1修正されるだけというありそうでなかったデュエマのパワーアタッカーシンプルな能力に。
多人数戦のメインストリートであるEDHがライフ1人40点かける3人分もある環境故、ビートダウンそのものが流行って無いのもあり、構築では今一つ存在感の薄い能力です。
とはいえリミテッドなら≪カストーディの魂呼び≫が中々だった思い出。
今回もありがとうございました。
攻撃時に誘発する能力で、攻撃した対戦相手の数かける+1/+1修正を受けるという多人数戦を意識したコンスピラシーらしい能力になっています。
pwはカウントされないのはご愛敬。
1on1では単純に攻撃時に+1/+1修正されるだけというありそうでなかった
多人数戦のメインストリートであるEDHがライフ1人40点かける3人分もある環境故、ビートダウンそのものが流行って無いのもあり、構築では今一つ存在感の薄い能力です。
とはいえリミテッドなら≪カストーディの魂呼び≫が中々だった思い出。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第64回 賛美
2018年8月22日 キーワード能力紹介
アラーラの断片の一つであるバントの能力です。
騎士同士における一騎打ちをイメージした能力になっており、単独で攻撃を行ったクリーチャーに誘発で+1/+1修正をもたらすようになっています。
と、言ってもmtgでは当然のように悪辣な使い方が出来るわけでして、例えば攻撃時に誘発で他のクリーチャーを生成するような能力を持った≪聖トラフトの霊≫や≪刃砦の英雄≫が単独で攻撃することで賛美を誘発させながらトークンを出したりと一騎打ち(一騎打ちとは言っていない)というような騎士の風上にも置けないような使い道もできます。
こっちのが有用な使い方なのがまたなんとも。
他にも新ファイレクシアの感染クリーチャーの打点を上げる等碌な使い方をされないのが下環境の常。悲しい。
どうでも良いですが、これ武士道と能力の中身入れ替えてくれないかなあと思ってます。
こっちのが武士道っぽい能力だし。
今回もありがとうございました。
騎士同士における一騎打ちをイメージした能力になっており、単独で攻撃を行ったクリーチャーに誘発で+1/+1修正をもたらすようになっています。
と、言ってもmtgでは当然のように悪辣な使い方が出来るわけでして、例えば攻撃時に誘発で他のクリーチャーを生成するような能力を持った≪聖トラフトの霊≫や≪刃砦の英雄≫が単独で攻撃することで賛美を誘発させながらトークンを出したりと一騎打ち(一騎打ちとは言っていない)というような騎士の風上にも置けないような使い道もできます。
こっちのが有用な使い方なのがまたなんとも。
他にも新ファイレクシアの感染クリーチャーの打点を上げる等碌な使い方をされないのが下環境の常。悲しい。
どうでも良いですが、これ武士道と能力の中身入れ替えてくれないかなあと思ってます。
こっちのが武士道っぽい能力だし。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第63回 双呪
2018年8月15日 キーワード能力紹介
増呪の元になったキーワードです。
呪文を唱えた際に双呪コストを追加で支払う事で、2つあるモードの両方を唱えられるようになるという使い勝手の良い能力になっており、ユーザーからの評価は中々良好。
反面、開発的には”2つのモードがシナジーしていなければならない”、”2つのモードが同程度の強さでなくてはならない(同じマナコストの為)”という若干のデザイン上の問題を抱えていたため、ストーム値6という中々厳しい評価を下されています。
(ストーム値6は再録に相応しい場所を探す必要があり、再録の可能性が高く無いと思われているメカニズム扱い)
現在では増呪もあるので、この評価を下された当時よりもさらに通常のセットでの再録の可能性は低いと言えるでしょう。
悪い能力では無いのですが、叩き台になったことは否定できませんね。
今回もありがとうございました。
呪文を唱えた際に双呪コストを追加で支払う事で、2つあるモードの両方を唱えられるようになるという使い勝手の良い能力になっており、ユーザーからの評価は中々良好。
反面、開発的には”2つのモードがシナジーしていなければならない”、”2つのモードが同程度の強さでなくてはならない(同じマナコストの為)”という若干のデザイン上の問題を抱えていたため、ストーム値6という中々厳しい評価を下されています。
(ストーム値6は再録に相応しい場所を探す必要があり、再録の可能性が高く無いと思われているメカニズム扱い)
現在では増呪もあるので、この評価を下された当時よりもさらに通常のセットでの再録の可能性は低いと言えるでしょう。
悪い能力では無いのですが、叩き台になったことは否定できませんね。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第62回 疾駆
2018年8月9日 キーワード能力紹介
運命再編、タルキール龍紀伝に登場した、所謂代替コストの一つです。
通常よりも軽いマナコストで唱えられ、速攻を得られる代わりに、エンドにハンドに戻ってしまうというデメリットも併せ持ちます。
普通に唱えるか、≪ヴィーアシーノの砂漠の狩人≫のように使うかの2択になるわけですね。
コラガン(マルドゥ)氏族専用の能力で、赤と黒の生物しか持っていない点や戦場に何も残さないというデメリットもあり総じてスライやアグロ向けの能力と言えます。
パウパー民には少し古い型の赤単バーンで使われていた≪ゴブリンの踵裂き≫が有名ですね。
個人的には歴史改変によって一兵卒に落ちぶれたはずなのになぜか改変前よりも強くなった≪鐘突きのズルゴ≫が思い出深いですね。
≪嵐の憤怒、コラガン≫にお世話になった為に思い入れがある方も多いでしょう。
使われる先が限られているとはいえ、かなり勝手の良い能力なのでそのうち帰ってきそうですね。
帰ってきたら緑とかにも増えてそう。
今回もありがとうございました。
通常よりも軽いマナコストで唱えられ、速攻を得られる代わりに、エンドにハンドに戻ってしまうというデメリットも併せ持ちます。
普通に唱えるか、≪ヴィーアシーノの砂漠の狩人≫のように使うかの2択になるわけですね。
コラガン(マルドゥ)氏族専用の能力で、赤と黒の生物しか持っていない点や戦場に何も残さないというデメリットもあり総じてスライやアグロ向けの能力と言えます。
パウパー民には少し古い型の赤単バーンで使われていた≪ゴブリンの踵裂き≫が有名ですね。
個人的には歴史改変によって一兵卒に落ちぶれたはずなのになぜか改変前よりも強くなった≪鐘突きのズルゴ≫が思い出深いですね。
≪嵐の憤怒、コラガン≫にお世話になった為に思い入れがある方も多いでしょう。
使われる先が限られているとはいえ、かなり勝手の良い能力なのでそのうち帰ってきそうですね。
帰ってきたら緑とかにも増えてそう。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第61回 余波
2018年8月3日 キーワード能力紹介
余波は一部の分割カードに備わっているキーワードです。
余波持ちの呪文は通常の分割カードと違い、2つの呪文から自由に選択して唱えられるのではなく余波側は墓地からしか唱えられないという制約を受けています。
どちらかというと通常の分割カードよりも、墓地から唱えると効果の変わるフラッシュバックという方が分かり易いかもしれません。
また、余波そのものより(一部のエターナルプレイヤーのみに)重要なのはこのメカニズムの登場に伴って分割カードのルールそのものが変わった事でしょう。
余波の登場以前は分割カードのマナコストについては両方の面を参照するという方式でしたが、これの登場以降は合計値を参照するように変更になってしまいました。
これによって≪ゴブリンの闇住まい≫や≪等時の王笏≫、≪相殺≫などを利用した踏み倒し戦法は軒並み使用不可に。アーメン
≪ゴブリンの闇住まい≫から≪爆裂+破綻≫を撃つのは個人的にもお気に入りの戦法だったのでショックだったのを覚えています。
今回もありがとうございました。
余波持ちの呪文は通常の分割カードと違い、2つの呪文から自由に選択して唱えられるのではなく余波側は墓地からしか唱えられないという制約を受けています。
どちらかというと通常の分割カードよりも、墓地から唱えると効果の変わるフラッシュバックという方が分かり易いかもしれません。
また、余波そのものより(一部のエターナルプレイヤーのみに)重要なのはこのメカニズムの登場に伴って分割カードのルールそのものが変わった事でしょう。
余波の登場以前は分割カードのマナコストについては両方の面を参照するという方式でしたが、これの登場以降は合計値を参照するように変更になってしまいました。
これによって≪ゴブリンの闇住まい≫や≪等時の王笏≫、≪相殺≫などを利用した踏み倒し戦法は軒並み使用不可に。アーメン
≪ゴブリンの闇住まい≫から≪爆裂+破綻≫を撃つのは個人的にもお気に入りの戦法だったのでショックだったのを覚えています。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第60回 サイクリング
2018年7月28日 キーワード能力紹介
言わずと知れた手札から機能する起動型能力です。
サイクリングを持ったカードは指定されたコストを支払いながら捨てる事で、1ドローへと変換することが出来ます。
これによってサイクリングを持つカードは非常に腐りにくくなり、持っていない同種のカードと比べて大きく使い勝手が向上します。
例えば、サイクリングランドと呼ばれるサイクリングを持った土地群は土地が過剰になりがちなゲーム後半にもドローに換えることでハズレ枠ではなくなりますし、≪再建≫のような特定の相手にしか効かないカードをメインボードに入れても、最悪ドローに変換してしまう事で腐らなくすることが出来る等が利点です。
また、能力の使い勝手とは別にサイクリングコストの軽減が出来る≪波動機≫を悪用した波動機リアニが大暴れし過ぎて≪波動機≫が禁止されたという過去の事件も有名です。
前述の通り、使い勝手の良さから基本土地サイクリングやタイプサイクリングなどの派生能力含め、かなりの枚数のカードが保有している能力故有名カードも多数存在します。
例えばドレッジデッキの常連である≪虚ろな者≫やサイクリングした際の誘発能力で打消しを恐れずにトークンを生成する≪正義の命令≫を筆頭として紹介しきれない程度には量があります。
近年スタンでもアモンケットブロックにて再登場を果たしており、機会さえあればいつ何時でも登場する可能性がある能力と言えるでしょう。
今回もありがとうございました。
サイクリングを持ったカードは指定されたコストを支払いながら捨てる事で、1ドローへと変換することが出来ます。
これによってサイクリングを持つカードは非常に腐りにくくなり、持っていない同種のカードと比べて大きく使い勝手が向上します。
例えば、サイクリングランドと呼ばれるサイクリングを持った土地群は土地が過剰になりがちなゲーム後半にもドローに換えることでハズレ枠ではなくなりますし、≪再建≫のような特定の相手にしか効かないカードをメインボードに入れても、最悪ドローに変換してしまう事で腐らなくすることが出来る等が利点です。
また、能力の使い勝手とは別にサイクリングコストの軽減が出来る≪波動機≫を悪用した波動機リアニが大暴れし過ぎて≪波動機≫が禁止されたという過去の事件も有名です。
前述の通り、使い勝手の良さから基本土地サイクリングやタイプサイクリングなどの派生能力含め、かなりの枚数のカードが保有している能力故有名カードも多数存在します。
例えばドレッジデッキの常連である≪虚ろな者≫やサイクリングした際の誘発能力で打消しを恐れずにトークンを生成する≪正義の命令≫を筆頭として紹介しきれない程度には量があります。
近年スタンでもアモンケットブロックにて再登場を果たしており、機会さえあればいつ何時でも登場する可能性がある能力と言えるでしょう。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第59回 覚醒
2018年7月21日 キーワード能力紹介 コメント (3)
覚醒とは小錦ラブ♡である戦乱のゼンディカーで新登場したキーワード能力です。
覚醒を持っている呪文を覚醒コスト込みで唱えると覚醒の値分だけ+1/+1カウンターを任意の自軍土地1枚に乗せ、クリーチャー化させられるという一粒で二度美味しいキッカーなどの系譜を継ぐ能力になっています。
フレイバー的にはエルドラージによって滅亡の危機に瀕したゼンディカーの土地が自己防衛のために自らも戦っているのを表現しています。
ゼンディカーには過去にゼンディコンという前例もあったため、今更土地が自立して戦う位は普通なのです。
能力の都合上、コントロールにマッチした能力で、反面速攻デッキにはあまり向いていないことは否めません。
それに合わせたように青、白というコントロール色の強い2色に偏重して刷られています。
珍しいことに、土地に関連した能力にしては緑が殆ど絡まないのも特徴。
追加ターン呪文である≪水の帳の分離≫は特に覚醒と相性が良く、エターナルブルーにおいてはそのままフィニッシャーを兼任できるという理由で良く採用されています。
個人的にも≪水の帳の分離≫はかなりお気に入りカードです。
今回もありがとうございました。
覚醒を持っている呪文を覚醒コスト込みで唱えると覚醒の値分だけ+1/+1カウンターを任意の自軍土地1枚に乗せ、クリーチャー化させられるという一粒で二度美味しいキッカーなどの系譜を継ぐ能力になっています。
フレイバー的にはエルドラージによって滅亡の危機に瀕したゼンディカーの土地が自己防衛のために自らも戦っているのを表現しています。
ゼンディカーには過去にゼンディコンという前例もあったため、今更土地が自立して戦う位は普通なのです。
能力の都合上、コントロールにマッチした能力で、反面速攻デッキにはあまり向いていないことは否めません。
それに合わせたように青、白というコントロール色の強い2色に偏重して刷られています。
珍しいことに、土地に関連した能力にしては緑が殆ど絡まないのも特徴。
追加ターン呪文である≪水の帳の分離≫は特に覚醒と相性が良く、エターナルブルーにおいてはそのままフィニッシャーを兼任できるという理由で良く採用されています。
個人的にも≪水の帳の分離≫はかなりお気に入りカードです。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第58回 破壊不能
2018年7月16日 キーワード能力紹介
”ダメージや「破壊する」効果では、このクリーチャーは破壊されない。”がキーワード化した常磐木です。
効果はそのまま、≪恐怖≫のような”破壊する”除去やダメージでは破壊されなくなるという非常に強力なもの。
対処方法としては布告除去や追放除去、コントロール奪取やマイナス修正による除去などが考えられます。
上気の通り、元々はキーワードではない能力でしたが、キーワード化したが故≪内部着火≫や≪死すべき定め≫のような破壊不能を失わせるカードが複数登場したためにキーワード化以前よりも若干弱体化したとも言えます。(もちろんキーワード化以前の”破壊されない”カードはエラッタで破壊不能に変更済み)
また、破壊不能で特に有名なのがダークスティール。
ダークスティールは背景世界においても”ミラディン産の決して壊れない魔法金属”と設定されており、ゲームにもそれが反映され
”ダークスティールの”と名前に付くカードはほぼ全て破壊不能を持つ(他のパーマネントに付与しても、自分は破壊不能じゃない例外が2枚ありますが)ことで破壊不能そのものの象徴として有名です。
まあ設定的に破壊できないとしても油に感染はするんですが。
(ゲーム的にも感染による-1/-1カウンターではやられる。設定的にもダークスティールの巨像が油によって荒廃鋼の巨像に完成している。)
今回もありがとうございました。
効果はそのまま、≪恐怖≫のような”破壊する”除去やダメージでは破壊されなくなるという非常に強力なもの。
対処方法としては布告除去や追放除去、コントロール奪取やマイナス修正による除去などが考えられます。
上気の通り、元々はキーワードではない能力でしたが、キーワード化したが故≪内部着火≫や≪死すべき定め≫のような破壊不能を失わせるカードが複数登場したためにキーワード化以前よりも若干弱体化したとも言えます。(もちろんキーワード化以前の”破壊されない”カードはエラッタで破壊不能に変更済み)
また、破壊不能で特に有名なのがダークスティール。
ダークスティールは背景世界においても”ミラディン産の決して壊れない魔法金属”と設定されており、ゲームにもそれが反映され
”ダークスティールの”と名前に付くカードはほぼ全て破壊不能を持つ(他のパーマネントに付与しても、自分は破壊不能じゃない例外が2枚ありますが)ことで破壊不能そのものの象徴として有名です。
まあ設定的に破壊できないとしても油に感染はするんですが。
(ゲーム的にも感染による-1/-1カウンターではやられる。設定的にもダークスティールの巨像が油によって荒廃鋼の巨像に完成している。)
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第57回 瞬速
2018年7月9日 キーワード能力紹介
現行の常磐木の一つで、これを持つカードがインスタントタイミングでプレイできるようになる常在型能力です。
英語名はFlash、クリーチャーをインスタントタイミングで戦場に出す閃光/Flashから取られた(もっとも、このカードが本来の使い方をされることは稀で、おもにコンボに使われるのがメインです)のですが、如何せん日本語訳が瞬速なので由来がやや分かり辛いです。
元ネタが元ネタだけあって、青に多い能力になっており、≪瞬唱の魔道士≫、≪造物の学者、ヴェンセール≫と下環境でも強力なものが多数揃っています。
今回もありがとうございました。
英語名はFlash、クリーチャーをインスタントタイミングで戦場に出す閃光/Flashから取られた(もっとも、このカードが本来の使い方をされることは稀で、おもにコンボに使われるのがメインです)のですが、如何せん日本語訳が瞬速なので由来がやや分かり辛いです。
元ネタが元ネタだけあって、青に多い能力になっており、≪瞬唱の魔道士≫、≪造物の学者、ヴェンセール≫と下環境でも強力なものが多数揃っています。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第56回 吸収
2018年6月27日 キーワード能力紹介 コメント (2)
吸収はライフ回復の付いたカウンター、ではなく、未来予知で大量に登場した使い捨てキーワード能力の一つです。
肝心の内容は、吸収を持つクリーチャーに発生源1つがダメージを与えられるたび、吸収の数値分ダメージ軽減をするというデッキによっては詰みかねない非常に強力なもの。
当然ながらこんな能力、吸収1でも易々と刷れるはずもなく、現在この能力を持っているのは5マナの血清スリヴァー1体だけになっています。
2度も3度も火力除去を食らわないかぎりは、明らかに板金スリヴァーの方が優秀なのもあり(しかもこっちは1マナ)、まず使われることのない悲しいスリヴァーですね。
もっと軽ければよかったのですが、軽すぎると問題が有りそうなのが難しい所。
一応、クラーク族のシャーマンや黒死病に対しては異常に強いという利点があるだけマシでしょうか。
再登場するのか、かなり怪しい能力の一つですね。
今回もありがとうございました。
肝心の内容は、吸収を持つクリーチャーに発生源1つがダメージを与えられるたび、吸収の数値分ダメージ軽減をするというデッキによっては詰みかねない非常に強力なもの。
当然ながらこんな能力、吸収1でも易々と刷れるはずもなく、現在この能力を持っているのは5マナの血清スリヴァー1体だけになっています。
2度も3度も火力除去を食らわないかぎりは、明らかに板金スリヴァーの方が優秀なのもあり(しかもこっちは1マナ)、まず使われることのない悲しいスリヴァーですね。
もっと軽ければよかったのですが、軽すぎると問題が有りそうなのが難しい所。
一応、クラーク族のシャーマンや黒死病に対しては異常に強いという利点があるだけマシでしょうか。
再登場するのか、かなり怪しい能力の一つですね。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第55回 烈日
2018年6月22日 キーワード能力紹介
烈日を持っているカードを唱える際に、支払った色マナの種類を参照して+1/+1カウンター(非生物の場合は蓄積カウンター)が乗った状態で戦場に出て来る常在型能力です。
ぶっ壊れメカニズムの宝庫であるミラディンですが、カードは兎も角、意外にメカニズム自体のユーザー人気は高かったようです。
が、この烈日に関しては他の同期メカニズムたちとは真逆で、ユーザーからはそこまで人気が無かったメカニズムです。
アーティファクト推しの環境で色マナを大量に用意するのは中々に大変で、しかも折角用意しても1色増える毎に劇的に強くなるわけではなかったので当然かもしれませんが。
下環境では高頻度で仕組まれた爆薬が使われているので、これ1枚で中々の知名度のある能力になっています。
銀枠世界ならMox Lotusから思いつく限りの目の色を出すことで大量にカウンターが載せられるので、色のボキャブラリー対決というみょうちきりんなマジックらしからぬプレイヤースキルを求められることも。
今回もありがとうございました。
ぶっ壊れメカニズムの宝庫であるミラディンですが、カードは兎も角、意外にメカニズム自体のユーザー人気は高かったようです。
が、この烈日に関しては他の同期メカニズムたちとは真逆で、ユーザーからはそこまで人気が無かったメカニズムです。
アーティファクト推しの環境で色マナを大量に用意するのは中々に大変で、しかも折角用意しても1色増える毎に劇的に強くなるわけではなかったので当然かもしれませんが。
下環境では高頻度で仕組まれた爆薬が使われているので、これ1枚で中々の知名度のある能力になっています。
銀枠世界ならMox Lotusから思いつく限りの目の色を出すことで大量にカウンターが載せられるので、色のボキャブラリー対決というみょうちきりんなマジックらしからぬプレイヤースキルを求められることも。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第54回 変形
2018年6月8日 キーワード能力紹介
未来予知で大量追加された能力の一つです。
今の所はその未来予知の肉捻りしか持っていません。
変形を持つクリーチャーを変形コストを支払って生贄に捧げれば、ライブラリーから同マナコストの別のクリーチャーを戦場に出すことが出来ます(ソーサリータイミング限定)。
名前の似通った変成を彷彿とさせる能力ですね。
EDHなどでのコンボに使えないこともないですが、如何せんややマナが掛かり過ぎるきらいがあるのがネックです。
あんまり帰ってくるとは思えない能力ですが、帰ってきて種類が増えればサーチできるマナ域が増え、使いでが出てくるかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
今の所はその未来予知の肉捻りしか持っていません。
変形を持つクリーチャーを変形コストを支払って生贄に捧げれば、ライブラリーから同マナコストの別のクリーチャーを戦場に出すことが出来ます(ソーサリータイミング限定)。
名前の似通った変成を彷彿とさせる能力ですね。
EDHなどでのコンボに使えないこともないですが、如何せんややマナが掛かり過ぎるきらいがあるのがネックです。
あんまり帰ってくるとは思えない能力ですが、帰ってきて種類が増えればサーチできるマナ域が増え、使いでが出てくるかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第53回 タイプ・サイクリング
2018年6月1日 キーワード能力紹介
タイプ・サイクリングはその名の通りサイクリングの派生能力で、手札からサイクリングコストを支払いながらタイプ・サイクリングを持ったカードを捨てることで指定されたタイプのカードをサーチできる能力です。
主に特定の土地タイプ、又は基本土地をサーチするものや、スリヴァー等の特定のクリーチャーカードをサーチするものなどがあります。
パウパー民的には一番なじみのあるカードは基本土地サイクリングを持った汎用土地である灰のやせ地でしょう。
元のサイクリング同様使い勝手の良さからかスカ―ジ、未来予知、コンフラックス(あと一応時のらせん)とスタンダードにも度々顔を見せており、近年でも統率者2016で再登場したりと今後も見かけそうな能力ですね。
今回もありがとうございました!
主に特定の土地タイプ、又は基本土地をサーチするものや、スリヴァー等の特定のクリーチャーカードをサーチするものなどがあります。
パウパー民的には一番なじみのあるカードは基本土地サイクリングを持った汎用土地である灰のやせ地でしょう。
元のサイクリング同様使い勝手の良さからかスカ―ジ、未来予知、コンフラックス(あと一応時のらせん)とスタンダードにも度々顔を見せており、近年でも統率者2016で再登場したりと今後も見かけそうな能力ですね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第52回 被覆
2018年5月26日 キーワード能力紹介
被覆はかつて常磐木だった能力の一つで、呪文や能力の対象にならないという常在型能力です。
現在では対戦相手限定で呪文や能力の対象にならない呪禁が入れ替わりで登場しており、もう被覆を新しいカードに採用することは無いと明言されている可哀そうな能力になっています。
悲しい。
呪禁同様緑に多い能力で、次いで青や白にも少数居る、といった感じの配分です。
常磐木だったこともあり、有名カードの数もそこそこ。
ミラ傷ブロック以降刷られていないにもかかわらず、墨溜まりのリバイアサンや稲妻のすね当て、敏捷なマングースなど未だに使われることのあるカードも多数存在します。
今回もありがとうございました。
現在では対戦相手限定で呪文や能力の対象にならない呪禁が入れ替わりで登場しており、もう被覆を新しいカードに採用することは無いと明言されている可哀そうな能力になっています。
悲しい。
呪禁同様緑に多い能力で、次いで青や白にも少数居る、といった感じの配分です。
常磐木だったこともあり、有名カードの数もそこそこ。
ミラ傷ブロック以降刷られていないにもかかわらず、墨溜まりのリバイアサンや稲妻のすね当て、敏捷なマングースなど未だに使われることのあるカードも多数存在します。
今回もありがとうございました。
キーワード能力解説:第51回 到達
2018年5月18日 キーワード能力紹介
到達はそれを持つクリーチャーが飛行持ちの攻撃をブロックできるようになる常在型能力です。
昔からあった能力ですが、実際にキーワード化したのは未来予知からと中々遅め。
これを持つクリーチャーは主に弓兵や蜘蛛のような如何にも対空能力のありそうなもの、必然的に飛行嫌いの緑に多い能力になっています。
逆にイラスト上は弓を持っているのに到達を持っていないというナイレアのようなクリーチャーも多々存在するので割とその辺は適当です。
飛行関係の面倒な関係を清算、分かり易くするためにキーワード化した能力の一つですね。
今回もありがとうございました!
昔からあった能力ですが、実際にキーワード化したのは未来予知からと中々遅め。
これを持つクリーチャーは主に弓兵や蜘蛛のような如何にも対空能力のありそうなもの、必然的に飛行嫌いの緑に多い能力になっています。
逆にイラスト上は弓を持っているのに到達を持っていないというナイレアのようなクリーチャーも多々存在するので割とその辺は適当です。
飛行関係の面倒な関係を清算、分かり易くするためにキーワード化した能力の一つですね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第50回 感染
2018年5月12日 キーワード能力紹介
感染はミラディンの傷跡ブロックに登場した新ファイレクシア陣営側の常在型能力です。
能力はクリーチャーへのダメージを-1/-1カウンターに変換して与え、プレイヤーへのダメージを毒カウンターにしてしまうというもの。
ミラディンの傷跡は当初は有毒をミライシフトする予定でしたが、”他のカードとの相互作用が生まれない”という理由でパンプアップなどが十分に作用するこの感染が生まれる運びになりました。
このパンプアップにより毒カウンターを速攻で10個貯めるワンショット(や、それに近い)キル戦法は様々な環境で活躍し、レガシーなどのエターナル環境にまで名を遺す事となります。
能力としては強すぎる部類のため、今後スタンダードに帰ってくる可能性の低い能力の一つと言えるでしょう。
今回もありがとうございました!
能力はクリーチャーへのダメージを-1/-1カウンターに変換して与え、プレイヤーへのダメージを毒カウンターにしてしまうというもの。
ミラディンの傷跡は当初は有毒をミライシフトする予定でしたが、”他のカードとの相互作用が生まれない”という理由でパンプアップなどが十分に作用するこの感染が生まれる運びになりました。
このパンプアップにより毒カウンターを速攻で10個貯めるワンショット(や、それに近い)キル戦法は様々な環境で活躍し、レガシーなどのエターナル環境にまで名を遺す事となります。
能力としては強すぎる部類のため、今後スタンダードに帰ってくる可能性の低い能力の一つと言えるでしょう。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第49回 共闘
2018年5月6日 キーワード能力紹介
共闘を持つクリーチャーはそれぞれが共闘を持っている限り2体で統率者として使用できるという常在型能力です。
(今の所)初登場の統率者2016に居る15種のクリーチャー専用の能力なので、その内から組み合わせて統率者にすることができます。
デッキの色はそれぞれのクリーチャーに使われているものになります。(例えば”綱投げ、アキリ”と”屍錬金術師、ルーデヴィック”なら赤白青になる)
また、デッキの枚数は統率者込みで100枚なので、通常のデッキが統率者1+デッキ99枚で構築されるのに対して共闘は統率者2+デッキ98で構成されます。
ちなみに統率者ダメージや唱えられた回数によるコスト増加はそれぞれ独立して計算します。(なので結構数値の管理が面倒)
有用カードは無限マナがそのまま勝利に結びつく”トリトンの英雄、トラシオス”、EDH関係なしに普通にレガシーで強力な”激情の薬瓶砕き”などですが、能力の性質上カラーパイとして色を優先しそこまで強く無いカードを組み合わせることもしばしば。
今の所は組み合わせの数の少ないため有用な組み合わせ自体が限られているのが現状ですが、今後共闘持ちが何かの機会に増えればより面白いでしょうね。
今回もありがとうございました!
(今の所)初登場の統率者2016に居る15種のクリーチャー専用の能力なので、その内から組み合わせて統率者にすることができます。
デッキの色はそれぞれのクリーチャーに使われているものになります。(例えば”綱投げ、アキリ”と”屍錬金術師、ルーデヴィック”なら赤白青になる)
また、デッキの枚数は統率者込みで100枚なので、通常のデッキが統率者1+デッキ99枚で構築されるのに対して共闘は統率者2+デッキ98で構成されます。
ちなみに統率者ダメージや唱えられた回数によるコスト増加はそれぞれ独立して計算します。(なので結構数値の管理が面倒)
有用カードは無限マナがそのまま勝利に結びつく”トリトンの英雄、トラシオス”、EDH関係なしに普通にレガシーで強力な”激情の薬瓶砕き”などですが、能力の性質上カラーパイとして色を優先しそこまで強く無いカードを組み合わせることもしばしば。
今の所は組み合わせの数の少ないため有用な組み合わせ自体が限られているのが現状ですが、今後共闘持ちが何かの機会に増えればより面白いでしょうね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第48回 怒濤
2018年4月27日 キーワード能力紹介
怒濤はゲートウォッチの誓いで登場した、所謂代替コストの一つです。
このターン中に自分かチームメイトが他の呪文を唱えていた場合に通常よりもお安く唱えられるというのが怒濤の特徴。
珍しい双頭巨人などの多人数戦を意識した能力なのも特徴的です。
また、怒濤を持ったカードの一部には怒濤コストで唱えられた場合に追加ボーナスで何がしかの効果を及ぼすものも散見されます。
例、
押し潰す触手/Crush of Tentacles (4)(青)(青)
ソーサリー OGW, 神話レア
怒濤(3)(青)(青)(あなたかチームメイトがこのターンに他の呪文を唱えていたなら、あなたはこの呪文を怒濤コストで唱えてもよい。)
すべての土地でないパーマネントをオーナーの手札に戻す。押し潰す触手の怒濤コストが支払われていたなら、青の8/8のタコ(Octopus)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
能力的には統率者やコンスピラシーなどの特殊セットで再録されそうなので将来またこの能力を見ることになるのかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
このターン中に自分かチームメイトが他の呪文を唱えていた場合に通常よりもお安く唱えられるというのが怒濤の特徴。
珍しい双頭巨人などの多人数戦を意識した能力なのも特徴的です。
また、怒濤を持ったカードの一部には怒濤コストで唱えられた場合に追加ボーナスで何がしかの効果を及ぼすものも散見されます。
例、
押し潰す触手/Crush of Tentacles (4)(青)(青)
ソーサリー OGW, 神話レア
怒濤(3)(青)(青)(あなたかチームメイトがこのターンに他の呪文を唱えていたなら、あなたはこの呪文を怒濤コストで唱えてもよい。)
すべての土地でないパーマネントをオーナーの手札に戻す。押し潰す触手の怒濤コストが支払われていたなら、青の8/8のタコ(Octopus)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
能力的には統率者やコンスピラシーなどの特殊セットで再録されそうなので将来またこの能力を見ることになるのかもしれませんね。
今回もありがとうございました!
キーワード能力解説:第47回 移植
2018年4月21日 キーワード能力紹介移植は回帰前のシミックのキーワード能力で、これを持ったクリーチャーは移植の数値分の+1/+1カウンターを乗せた状態で戦場に出て来ます。
また、戦場に他のクリーチャーが出てくる際に自分の+1/+1カウンターを移動させるサポートも出来ます。
シミックの細胞移植を現した能力ですが、そんなチマチマしたカウンターの移動なんてさせないで接合みたいにPIGで移動させてほしかったですね…。
やはりというか、構築ではあんまりパッとしなかった能力の一つです。
が、リミテッドでは中々良感触だったのか、モダンマスターズ2015では再録されていますね。
フレイバー的には嫌いじゃないけど、微妙…。
でもこういう構築級でない能力もリミテッドのバランス調整には役立つ(?)のだから世の中完全に無駄な物な物なんかないと感じられますね。
今回もありがとうございました!
また、戦場に他のクリーチャーが出てくる際に自分の+1/+1カウンターを移動させるサポートも出来ます。
シミックの細胞移植を現した能力ですが、そんなチマチマしたカウンターの移動なんてさせないで接合みたいにPIGで移動させてほしかったですね…。
やはりというか、構築ではあんまりパッとしなかった能力の一つです。
が、リミテッドでは中々良感触だったのか、モダンマスターズ2015では再録されていますね。
フレイバー的には嫌いじゃないけど、微妙…。
でもこういう構築級でない能力もリミテッドのバランス調整には役立つ(?)のだから世の中完全に無駄な物な物なんかないと感じられますね。
今回もありがとうございました!